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2025.08.29お知らせ
口腔機能トレーニングアプリ『おくちトレーナー』 歯科人工知能研究会にて共同研究成果発表

株式会社モアソンジャパン(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:森川恭徳 以下「当社」)は、当社が提供する口腔機能トレーニングアプリ『おくちトレーナー』に関する共同研究成果について、第10回歯科人工知能研究会で紹介されましたので、お知らせします。
『おくちトレーナー』について
『おくちトレーナー』は、かむ力や飲み込む力などの口腔機能トレーニングを支援するスマートフォンアプリです。本アプリはスマートフォンのカメラで顔の動きを計測し、かむ年齢・咀嚼回数・速度などを見える化。日常的なトレーニングを通じ、誤嚥性肺炎の予防やオーラルフレイル対策を後押しします。
本アプリは、以下の共同研究・共同開発体制により誕生しました。
・鹿児島大学病院 発達系歯科センター 小児歯科
・鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科小児歯科学分野
・熊本大学 大学院先端科学研究部 医工学部門
・さとう小児歯科(鹿児島県鹿児島市)
・株式会社モアソンジャパン

『おくちトレーナー』を用いた研究成果
本研究会の一般演題「咀嚼回数計測を目的としたスマートフォンアプリケーションの開発」において、佐藤秀夫氏(筆頭発表:鹿児島大学病院 発達系歯科センター 小児歯科所属)が『おくちトレーナー』を用いた研究成果を報告。モアソンジャパンの社員も共同発表者として参加いたしました。
本研究では、スマートフォンのカメラに映る口元の動きをAIが「今、噛んでいるのかどうか」を自動で判定し、非接触・マーカーレスで咀嚼回数を数える仕組みを実現しました。顔や口のわずかな開閉の変化を連続データとして取り込み、学習済みのAIが「口を開く/閉じる/それ以外」に分類。さらに「開く→閉じる」の1サイクルを1回の咀嚼として数え、直近の判定結果も参照する工夫で数え間違いを抑制します。これにより、日常のスマートフォンだけで再現性の高い咀嚼計測が可能となり、臨床や在宅での活用に向けた可能性が示されました。
今後の展開
本取り組みで得られた技術により、モアソンジャパンはヘルスケアビジネスへの可能性を大きく広げることになりました。今後は当社グループ(ゼネテックグループ)内の技術シナジーを活かすとともに医療・研究・産業の関係者と連携し、医療現場のDXへも貢献してまいります
『おくちトレーナー』製品ページ
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